スタッフ全員で綴る連載コラム
Vol.143
2017年06月01日
つい最近まで、今日は寒いな…なんて思っていたらもう6月。気温も急激に高くなり、夏がすぐそこまでやって来ている気配を感じます。ふと、昨年の今頃って何をしていたのだろう…と振り返ってみた。
9年間働いていた職場を退職し、あおぞらに入職して7月半ばで1年が経とうとしています。昨年の6月は新しい世界に向けて、それまでの集大成として、自分のやれる事を精一杯やって9年間の幕を閉じようと考え働いていた事を思いだします。それが、私の思う感謝の気持ちでもありました。
新しい環境に飛び込むときは、色々な事を考えます。「その環境に溶け込めるのかな?」「自分という人間を受け入れてもらえるのかな?」「指導してもらった業務をちゃんと覚えてやっていけるのかな?」等々 不安はいっぱいです。でも、自分で決めた新たな世界、絶対に後悔はしたくない!絶対に辞めなきゃ良かったなんて思いたくない!という気持ちがありました。だから私は、今までの経験をリセットし0から勉強して教えてもらい、あおぞらの看護師になろうと思いました。今まで積み重ねた経験は、大切な事も必要な事もたくさんあります。それはどんな事でも。知識・技術・人間関係等…。ただ過去の事ばかりで頭がいっぱいになってしまっていると、新しい本当に大切な事が自分の中に取り込めない。これは、10数年看護師として働いて来た中で感じたこと。仕事1つにしても「自分はこれが正しい」と思ってやっていた事でも、本当はもっと良い方法や良い考え方がたくさんある。それに気づけないともったいない。日常生活でもそうですよね。自分をリセットできると、色々な人の意見(考え方)や仕事への姿勢等、悪い所ではなく、良い所がたくさん見えてきます。人の良い所は自分に取り込む。これってすごくお得な感じがします。そして心も豊かになります。そこで得たものに、今までの経験をうまくプラスできたら一番良い事なのかもしれません。
入職してもう少しで1年が経つ今、私は「ここで働く事ができて良かった」と感じています。先輩達の後姿を見て、今まで得られなかった大切な事を学ばせてもらっています。優しさ・厳しさ・楽しさ…。1日の業務を終えた後の気持ちの良さ…。こんな気持で働かせて頂いている事に感謝しながら、日々自分自身向上できるように頑張りたいと思います。