スタッフ全員で綴る連載コラム
Vol.58
2010年09月01日
朝夕日毎に涼しくなりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、セクレタリーとして働く中で感じる、清掃への意識について綴っていこうと思います。
私は、小学校のときに清掃に目覚めました。目覚めたといっても、家の中のゴミをひたすらほうきで集め、ちりとりで捨てるというものでした。テーブルの上は布巾でふくものの、しつこい汚れには対処できず放っていました。トイレ掃除に限っては、夏休みの課題で取り組んだくらいです。しかし、掃除が終わった後は、綺麗になった変化を喜んでくれる家族がいたので、褒められたさ半分で行っていました。
月日が流れ、世の中に多様な掃除アイテムが生まれてきました。アイテムに頼りながらですが、清掃を始めると夢中になります。しかし、取り掛かるまでが時間がかかったり、後日に回すなど、少し面倒くさいと思うこともあります。
掃除して綺麗になると、晴れ晴れとした爽やかな気分になるのは紛れも無い事実です。「掃除機をかけたらスッキリした!」「鏡を磨いたら写る姿も違うような気がする!」「洗車でぴかぴかになった!」このような感覚を味わった方は多くいらっしゃると思います。
私が思うには、同時に物への愛着が増すのではないかな、と感じます。
物心(ものごころ)の意味は、「世の中の物事や、人間の感情について理解できること」だそうですが、ぬいぐるみに感情が宿っていると感じることがあるように、物の感情についても考えることができるというような意味も含まれている気がします。
物は口がないので気持ちを聞くことはできませんが、もしかしたら、私達に無言の訴えをしているかもしれません。新品の物をどれだけ長く愛してあげられるかも大事だと思います。その手段の一つが清掃です。なので、気持ちを込めて清掃に取り掛かっています。この想いを、お部屋を通じて患者様にお伝えできたら幸いです。
それでは、季節の変わり目ですので、お体をご慈悲なさってください。あおぞらレディス&マタニティクリニックにて、心よりお待ちしております。