スタッフ全員で綴る連載コラム
Vol.57
2010年08月01日
いよいよ夏本番となりました。ここ長野県は比較的に避暑地でもあり、他県と比べれば過ごし易い地域ですよね。とは言っても、やはり日中は暑く、ついついアイスを食べたり、お茶を大量に飲んだりと、暑さをしのごうとしている今日この頃です。
夏の風物詩といえば、やはり『海』、『夏祭り』、『ビアガーデン』、『流しそうめん』などなど、私の好きなことが目白押しなのですが、毎年とっても楽しみにしている行事があります。それは毎年8月15日に行われる『諏訪湖祭湖上花火大会』です。
湖上花火大会は諏訪湖のどの方向からも見えるということから、周辺にお住まいの方は当然のことながら毎年のようにご覧になっていることでしょう。私の生まれた実家からも花火を観ることができるので、小さな頃から家でバーベキューをしながら花火を観るというのが私の恒例となっていました。
湖上花火大会の見どころといえば、諏訪湖にきれいに花咲く半球状の水上スターマインや諏訪湖を長距離に及び横断するナイヤガラ、湖上の複数個所に設置された打ち上げ台から打ち上げられるスターマインなどなど盛り沢山!その中でも私のお気に入りは、何といっても臨場感あふれる音です。
一度花火が打ちあがると、前面から胸に爆音が打ちつけ、後方のホテル群から反響した音が体全体に響きます。打ち上げ場所から私の実家までは5キロ程離れているのですが、その音は自宅のガラス窓を揺らすほど大きく、そして遠くまで伝わります。この音の響きは、諏訪の盆地の形状特有のもののようですよ。
幼少期からこの花火大会を観ていた私にとっては、打ち上げ花火はこの程度が当たり前だと思っていました。単身で県外に住み始め、さまざまな花火大会を見に行きましたが、なかなか満足できる花火大会に遭遇できずにいました。それもそのはずです。この花火大会の打ち上げ総数は、なんと日本最大級だったのです。恥ずかしながら、それを知ったのは数年前のことでした。それを自覚した今は、毎年有り難く花火見学をしております。私の最近の見学スポットは高台から眺める自宅だけではなく、会場付近で屋台を回りながら花火を楽しんでいます。諏訪湖の花火大会の日に入院される方は、当院の屋上から花火が観られますよ。
9月には曲に合わせて珍しい花火ばかりが打ち上げられる、『全国新作花火競技大会』が同じくここ諏訪湖で開催されます。こちらも見逃せませんね。