スタッフ全員で綴る連載コラム
Vol.208
2022年11月01日
昼夜の寒暖差が大きくなり季節の移り変わりを感じる時期になりました。
寒くなってくるとつい出不精になり家にこもりがちな私の様な方もいらっしゃると思いますが、この数年は暖かい季節もお家で過ごす時間が多かったですよね。
そんな生活が続いた春先、ふと「何か緑が欲しいなぁ」と思った私。軽易に「そうだ木を植えてみよう!」と思い立ったのです。「手術室や手術着の青や緑色は医療者の集中力を維持し患者さんにはリラックス効果がある」学生時代、授業で先生がそんな事を言っていた気がします。数年続いたおこもり生活に鬱憤が溜まっていたのでしょうか?
「初の花の寄せ植え(鉢)だって案外上手く来たし木だって大丈夫」一年前の成功体験に変に後押しされ始めてみました。 主にYOU TUBE先生の講義?を受け一応一通りの植栽の基礎知識を学んでいざ実践。「中々良いのでは」見た目はそれなりに植える事が出来ました。そして一週間、二週間。「あれ?何か元気無い?」「葉先が茶色になった?」「おや?葉が落ちてきた?」みるみる弱る、そして枯れる・・・。 あれやこれや応急処置を施してみましたがほぼダメになってしまいました。「何で?肥料も水もあげていたのに。」そんな風に思いつつ、ある雨の日ぼんやり外を眺めていて気付いたのですが木の根元が水溜りになっているのにちっとも水が引いていかない。これは地面=土に問題あり?と。「土がダメなのかぁ」そう思って土壌改良について調べまくり耕して鋤きこんで「これでどうだ!」と新しい木を植えてみました。でも何となく元気が無い。勢いが無い。枯れる程じゃないけれど憧れの緑には程遠いのでした。
やればやる程増える農具、土や堆肥などの資材、そして悲鳴を上げる関節(笑)こうやって物は増えていくのね。ご近所さんからゴミ屋敷と言われない様に気を付けなくちゃ・・・。お小遣いもどんどん減っていくー!色々葛藤。もう止めようかと思う反面何だか楽しくてムキになっている私。
結局現在まで私なりに研究?を続け今は専ら来春に向けて土作りに励んでいます。まずは小石を取り除く為のふるい。土をふるいながら「妖怪小豆洗いだわ(笑)」と一人突っ込み。そして後悔するのは生物・科学・物理・・・もっとちゃんと勉強しておけば良かったと思う事。若い時の私に言ってやりたい。「凄く必要な知識だったよー!」と。先の開墾者の方々や農家さんなどの生産者さん、本当に尊敬します。イキモノッテムズカシイ。
「春になったら東側にはあれを植えよう」「あそこは半日陰だからあの植物にしよう」などふるった土に資材を混ぜながら頭の中は緑でいっぱい理想の庭・・・・お洒落なガーデナー気分で絶賛妄想中です。現実は泥まみれ、汗まみれなのですが。これから本格的な冬が来るまでにやっておく作業がまだいくつもあるので暫くは退屈せずに済みそうです。
先日諏訪地域の感染警戒レベルが4に引き上げられました。あおぞらでは分娩時の立ち合いがようやく再開したばかりでの再びの中止、スタッフ一同肩を落としてしまった所です。この先暫くこんな繰り返しなのだと思いますが、感染予防はしっかりして楽しむべきは楽しみ元気に冬場を過ごしましょう。